種智院大学同窓会 特別事業
臨床スピリチュアルケア学と臨床宗教講座
第1回「仏教と臨床」平成27年2月9日(月)
第2回「観察、洞察瞑想の理論と実習」平成27年3月4日(水)
本講座は全日程を終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました!

臨床瞑想法指導者講習の基礎編研修単位(10単位)を取得するためには、「スピリチュアルケア理論講座」ならびに「臨床瞑想法の実習講座」の両方を受講していただく必要があります。
第1回もしくは第2回の1講座のみを受講された方には受講証明を発行します。詳しくはこちら、をご覧ください。


このページの内容


受講資格
本会会員でなくても
僧侶でなくても
どなたでも受講していただけます
ご協力のお願い
ターミナルケア・高齢者介護などに携わっておられる方をはじめ、多くの人に拡げてください
下のソーシャルボタンをクリックして拡散をお願いします

講座内容

本年度特別事業として、飛騨千光寺ご住職・大下大圓先生をお招きして、「臨床スピリチュアルケア学と臨床宗教講座」を開催いたします。
大下先生は、京都大学大学院・こころの未来研究センターで研修員として、2年間にわたり「瞑想の臨床応用」について研究され、臨床宗教師養成やスピリチュアルケア・ワーカー養成において、ケアする人のスキルアップのために、仏教のもっている伝統的な実践力として臨床瞑想法を開発してこられました。
どなたでも受講していただけます。2回にわたって開講いたしますが、内容は関連性をもちながらも独立していますので、いずれか1回のみの受講でも構いません。
皆様のご参加をお待ちいたします。
講師
大下大圓先生(高野山大学客員教授、飛騨千光寺住職)
※プロフィールはこちら
内容・日程
第1回 「仏教と臨床」
日程 : 平成27年2月9日(月・友引) 9時30分~16時30分
内容 : 午前は、仏教とスピリチュアルケア、臨床宗教などの理論を中心にした講習。午後は、臨床事例を沢山用いて説明。
第2回 「観察、洞察瞑想の理論と実習」
日程 : 平成27年3月4日(水・友引) 9時30分~16時30分
内容 : スピリチュアルケアの大切な要素の仏教と瞑想についての解説と、瞑想のうちの観察、洞察瞑想の理論と実習について午前、午後で展開の予定。
会場
種智院大学 講義室204 ※アクセスはこちら
テキスト
『実践的スピリチュアルケア-ナースの生き方を変える“自利利他”のこころ-』 日本看護協会出版会(平成26年)
受講料
20,000円(1回のみの場合は13,000円) ※受講料にはテキスト代が含まれます
《各大学等の学生の方々には割引特典があります。詳しくは同窓会事務局までお問い合わせください》
資格・定員
どなたでも受講できます。定員は100名とさせていただきます。
申込期日
本講座は修了しました。

▲Top of the Page

受講申込(終了しました)

下記①・②の完了を以て受付
①受講申込書をダウンロードして同窓会事務局宛送付
②受講料の振込(郵便振替)
記号番号
00970-4-105994
加入者名
種智院大学同窓会記念事業実行委員会
※通信欄に「講習会受講料」とご記入ください
他金融機関から振込の場合
ゆうちょ銀行 〇九九(ゼロキュウキュウ)店(099) 当座105994
ダウンロード【PDF】
講座ご案内
受講申込書
申込・連絡先
種智院大学同窓会事務局 講習会係
〒612-8156 京都市伏見区向島西定請70番地 種智院大学内
電話075(605)5960 / FAX 075(604)5610
※お急ぎの場合は、075(604)5600《種智院大学事務室》へお掛けください

▲Top of the Page

第1回講座「仏教と臨床」のご報告

特別事業 「臨床スピリチュアルケア学と臨床宗教講座」 の第1回講座 「仏教と臨床」 は、大勢の皆様のご参加をいただき、去る2月9日(月)種智院大学において盛大に開催されました。
第1回講座の講義風景
講師の大下大圓先生
朝早くからたくさんの方々がつめかけ、受講者の深い関心と熱意が感じられました。講師の大下大圓先生も早くから来られて、PCやプロジェクターの点検などをされていました。
受付では、テキストの『実践的スピリチュアルケア-ナースの生き方を変える“自利利他”のこころ-』日本看護協会出版会(平成26年)とレジュメが配布されました。

午前中はスピリチュアルケアについて、WHOの定義や近年の解釈など概念を理解することにはじまり、仏教とスピリチュアルケア、臨床宗教などの理論を中心にした講習が行われました。

午後は、これまで先生が実践されてきた臨床経験から、いくつかの事例を紹介され、手探りでも良いから実践を積むことの大切さを学びました。
つづいて、スピリチャルケアにとって重要な、カウンセリングのワークショップが行われ、受講者たちはそれぞれ知らない人同士でペアを組み、交互にカウンセラーとクライアントの立場に分かれて、傾聴訓練を実習しました。
そのあと大下先生が受講者に、カウンセリング実習で何を感じたかなどマイクを向けたところ、「心にあることを吐き出すことによる精神的効果」や「傾聴者との連帯感や親密さが感じられた」などの声が聞かれました。

第2回講座は、3月4日(水)に 「観察、洞察瞑想の理論と実習」 というテーマで開催されます。臨床瞑想法の基礎編で、理論と実技を学びます。第2回からの受講もできますので、お早めにお申し込みください。

▲Top of the Page

第2回講座「観察、洞察瞑想の理論と実習」のご報告

第2回講座の講義風景
講義風景
特別事業 「臨床スピリチュアルケア学と臨床宗教講座」 の第2回講座 「観察、洞察瞑想の理論と実習」 も、3月4日(水)種智院大学において盛大に開催されました。今回も多くのご参加をいただき、参加者たちの熱気に包まれた中での開催となりました。

今回は瞑想の実習があるため、会場を401講義室に変更し、絨毯を敷いて臥位や座位での瞑想が可能なように設営されました。

前回同様、開講にあたり本学の礎を気づかれました弘法大師にご法楽を捧げ、午前中の最初は、テキストに前回と同じ『実践的スピリチュアルケア-ナースの生き方を変える“自利利他”のこころ-』日本看護協会出版会(平成26年)を使い、プロジェクター投影によるプレゼンテーションを見ながら、臨床瞑想療法とは何か、瞑想の姿勢や呼吸法、想念の取り扱いなどについてもわかりやすく解説されました。

第2回講座の瞑想実習
瞑想実習のようす
その後、椅子を撤去して臨床瞑想法の実習に入り、 と、順をおって説明を交えながら、瞑想を体験しました。

参加者の中には、普段あまり瞑想をされない方も多く、実際に体験した感想などをそれぞれ発表し、臨床瞑想法の有効性を確認しました。

ゆったりとした時間の中に瞑想を実習し、終了後は臨床瞑想法指導者講習基礎編の単位取得証明を(2回とも参加された方のみ)が渡されました。 また、アンケート用紙も記入のうえ提出していただき、2回にわたった全講座が終了しました。

▲Top of the Page

受講証明書発行について

臨床瞑想法教育研究所による臨床瞑想法指導者講習の基礎編研修単位(10単位)を取得するためには、「スピリチュアルケアの理論講座」ならびに「臨床瞑想法の実習講座」の両方を受講していただく必要があります。
このたびの本会開催の講習では、第1回と第2回に分けてそれぞれを開講し、両方を受講された方のみ《基礎編単位取得証明書》をお渡ししました。これは次のステップとなる上級編さらには応用編へ進むために必要となります。
もしどちらか一方の回のみを受講された方は、臨床瞑想法教育研究所の実施するほかの講座で不足分を補うことができます。ご希望の方には、受講された回の《受講証明書》を発行しお送りしますので、種智院大学同窓会事務局までご連絡ください。

詳しいことや、今後の講座開催予定などは、臨床瞑想法教育研究所、大下大圓先生までお問い合わせください。お問い合わせメールフォームはこちら。

▲Top of the Page

受講者アンケートの集計結果報告

本講座開催に当たり、3月4日第2回講座終了のおり、受講者の皆様にアンケートのご協力をお願いしました。
お寄せいただいた回答の集計結果が出ましたので、ここに掲載させていただきます。なおこの結果は、今後の活動の参考にしたいと考えています。ご協力ありがとうございました。

質問1、 今回の講座を何で知りましたか(複数回答可)
  1. 同窓会からの郵送物………16名
  2. 同窓会ウェブサイト………3名
  3. 同窓会メールマガジン………2名
  4. 宗教関係紙の記事や広告………2名
  5. 一般紙の記事や広告………0名
  6. 知人友人からの紹介………12名
  7. その他………6名
7の「その他」に回答された方で一番多かったのは、大学の掲示板や大学からの紹介で4名でした。
看護協会(?)からの研修案内や、SNSでの投稿を見て、という回答も各1名ずつありました。

質問2、 あなたの職業分野についてお聞かせください(複数回答可)
  1. 宗教関係………23名
  2. 医療関係………4名
  3. 福祉・介護関係………3名
  4. 心理士・カウンセラー………4名
  5. その他………5名
5の「その他」に回答された方で一番多いのは学生で、地方公務員や小売業と回答された方も1名ずつおられました。

質問3、 今後、講座開催を希望される分野などがあればお書きください。

同じ講座の中・上級編を希望される方が最も多く、10名おられました。
次に多かったのが伝授や講伝などで、4名の方々が書いておられます。
傾聴と書かれた方が、2名。

そのほか、「グリーフケア」「阿字観などの瞑想法」「心理学関連」「宿曜経・暦法」「星座占い」「仏教と福祉・介護」「引導と供養」「大法要の実習・歴史」「節談説法」などをお書きいただいています。

質問4 本講座を受講されたご感想をお聞かせください。
(【】内は、書かれた方の職業分野です。)

種智院大学同窓会ウェブサイト
種智院大学ウェブサイト

▲Top of the Page