種智院大学同窓会 特別事業
リレー講座「曼荼羅を識る」
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今後の講座に関する詳細は、このページやメールマガジンfacebookにてお知らせいたします。

ソーシャルボタンを設置しましたので、多くの方に広めていただきますようお願いいたします。
本講座は、どなたでも受講していただけます。
また、種智院大学同窓生以外もご参加いただけます。

講座のご案内

種智院大学同窓会では、引き続き本年度も下記のリレー講座を開催いたします。
この度、令和7・8年度の特別事業として「曼荼羅を識る」というテーマで全11会、第一部【総論編】、第二部【各論編】と分けて開催いたします。
 僧侶でない方も受講可能です。(卒業生以外も可)
曼荼羅について、より多角的に学びを深める機会となればと存じます。
本講座の詳細は下記の通りです。皆様のご参加をお待ちしております。
種智院大学同窓会特別事業実行委員会
  

講義・伝授予定

1.講師ならびに講義内容予定
      第一部 【総論編】
第1会 〇曼荼羅とはなにか  種智院大学元教授・大正大学名誉教授 野口圭也先生
「曼荼羅とはなにか」という問いは、「密教とは何か」を問うことと等しい。インド仏教の歴史の後半に起こった密教の、教理と実践のすべてが凝縮されて形となって表されたものが曼荼羅である。すなわち「曼荼羅を識る」ことは「密教を知る」ことに他ならない。  リレー講座の序論として、密教の発展とともに展開を遂げた曼荼羅の歴史をふりかえりつつ、多種多様な曼荼羅に関する基本事項を概説する。
昭和29年、東京豊島区生まれ。京都大学大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程満期退学。真言宗豊山派、南蔵院住職、豊山派総合研究院宗学研究所所長。 種智院大学元教授、大正大学名誉教授。
専攻分野:インド密教の教理と実践に関する文献学的研究 主著書:『初期密教 思想・信仰・文化』(編著、春秋社、2013年) 『空海とインド中期密教』(編著、春秋社、2016年)
主要論文:「胎蔵マンダラと五智」『密教学研究』第54号、2022年 ・「留身入定と滅尽定」『豊山学報』第66号、2023年 ・「清浄法界智と法界体性智」『川崎大師教学研究所紀要 佛教文化論集』第13輯、2024年
第2会 〇曼荼羅の新しい見方  金沢大学教授  森雅秀先生
インドで生まれたマンダラは、平安時代初期に日本に伝えられてからさまざまな展開を示しました。密教ばかりではなく修験道や浄土教、法華経信仰、さらには民間宗教に至るまで、数多くのマンダラが生まれました。この講義では、これらのマンダラをとおして、日本人にとっての「仏の世界」がいかなるものであるかを考えます。
名古屋大学大学院文学研究科中退。ロンドン大学大学院修了。 Ph.D.(ロンドン大学1997年)。名古屋大学文学部助手、高野山大学文学部助教授等を経て,現在,金沢大学人間社会研究域教授。専門は仏教文化史、比較文化学。
主な著書に,『マンダラの密教儀礼』(ちくま学芸文庫,2025),『マンダラの新しい見方』(法藏館,2024年),『生と死からはじめるマンダラ入門』(法藏館,2007年),『チベット密教仏図典』(春秋社,2019年),『エロスとグロテスクの仏教美術』(春秋社,2011年)ほか。
第3会  〇金胎両部の曼荼羅  高野山大学元学長 乾龍仁先生
大日経と金剛頂経では成立した時代も地域も異なり、インド・チベットではこの二部の経典を相並べることはない。この二つを大法として相並べるのは唐の恵果和尚の時代になってからである。弘法大師はそのような金胎両部の密教を請来された。今回はこの二つの法門の曼荼羅を取り上げ、両法門の特徴的な違いについてお話したい。
昭和27年大阪府に生まれる。昭和59年に高野山大学大学院博士課程を単位取得退学。その後、密教文化研究所助手、講師を経て、文学部助教授、教授に就任。副学長、学長を経て、令和3年に退職。現在は名誉教授。専門は密教学で、インド中期密教の金剛頂経を中心とする研究を専攻してきた。また日本密教にも関心をもち、最近は高野山史の研究にも取り組んでいる。論文は主に金剛頂経に関するものが多い。『新国訳大蔵経 密教部4』収録の「金剛頂経の解題と訳注」を担当した。
第4会 〇『理趣経』の曼荼羅   高野山大学特任教授 川﨑一洋先生
「不空訳『般若理趣経』の各段の内容を踏まえつつ、『般若理趣釈』、『理趣広経』などの資料を参考にしながら、宗叡僧正あるいは慈覚大師の請来とされる「理趣経十八会曼荼羅」の図像を解説します。また、講師が新たに発見したチベットの理趣経曼荼羅についても紹介します。
岡山県生まれ。僧名は一洸。高野山大学博士課程修了。高知県大日寺住職。現在、高野山大学特任教授、智山伝法院客員講師、善通寺勧学院専門研究員を務める。
種智院大学客員教授・高野山大学客員教授 平岡宏一先生
煌びやかな砂絵マンダラで知られるチベット密教のマンダラであるが、その意味付けの説明を聴く機会は少ない。本講座では秘密集会タントラに説かれる曼荼羅を始めとして、チベット密教における曼荼羅の意義を説明する。身体マンダラや砂絵マンダラ作成の意図など無上瑜伽タントラ独自の解釈を中心にチベット密教におけるマンダラの果たす役割を考える。
学校法人清風学園理事長、清風中学校・高等学校校長 高野山真言宗僧侶(僧名 寛信)であり、高野山大学・種智院大学の客員教授も務める。 早稲田大学第一文学部卒業後、種智院大学を経て、高野山大学博士課程(密教学専攻)単位取得満期退学。2020年、博士(密教学)[高野山大学]。 1988年~89年、インドのギュメ密教学堂に留学。外国人として初めてCERTIFICATE(正式に伝授されたことを示す証明書)を受ける。 著書に『秘密主上タントラ概論』(法藏館)、『チッタマニターラ 瑜伽行修道の方法』(法藏館)、『運命を好転させる隠された教え チベット仏教入門』(幻冬舎)等、訳書に『ゲルク派版チベット死者の書 改訂新版』(Gakken)などがある。



      第2部【各論編】
第1会  種智院大学密教資料研究所研究員 赤塚祐道先生
    〇日本密教の曼荼羅
   
第2会 種智院大学教授 スダン・シャキャ先生
    〇ネパール仏教の曼荼羅

第3会 高野山大学学長 松長潤慶
    〇海洋交易路における密教の流伝~インドネシア出土の曼荼羅尊~

第4会 種智院大学特任教授 今井浄圓先生
    〇後七日御修法と両界曼荼羅

第5会 種智院大学教授 中村幸真先生
    〇曼荼羅を描く① 一尊曼荼羅
   
第6会 種智院大学教授 児玉義隆先生
    〇曼荼羅を描く② 種子曼荼羅
2.日 程
  
第1部 【総論編】
第1会 : 令和7年9月12日(金) 13時~17時 
第2会 : 令和7年10月23日(木) 13時~17時
第3会 : 令和7年11月14日(金) 13時~17時 
第4会 : 令和8年2月16日(月) 13時~17時
第5会 : 令和8年3月6日(金) 13時~17時
第2部 【各論編】
第1会 : 令和8年5月 
第2会 : 令和8年6月 
第3会 : 令和8年9月
第4会 : 令和8年10月
第5会 : 令和8年11月
第6会 : 令和8年12月
※事情により変更となる場合があります。
3.会 場
種智院大学
京都市伏見区向島西定請70番地
近鉄京都線向島駅下車徒歩約10分 ※アクセスはこちら
4.定 員
80名(定員になり次第、募集を終了いたします。)
5.受講料
第一部 1会~5会  40,000円(申込書は、氏名・住所・電話番号のみで結構です。)
第二部 1会~6会 50,000円
             
その他
  1. 喫煙は、大学構内の指定場所でお願いします。それ以外の場所は禁煙です。
  2. 今回は伝授・講伝ではありませんので、服装は自由です。
  3. 講習の前後に御法楽を捧げますので、お持ちの方は略袈裟(折五条・輪袈裟等)・念珠をご用意ください。
  4. 講義中、講義室内での飲食等はご遠慮下さい。なお、ペットボトル等は転倒する場合がありますので、机上には出さないで下さい。
  5. 講義中は、携帯電話等の電源はお切りになるか、マナーモードにしてください。
  6. 会場へのお越しは、公共交通機関をご利用下さい。やむを得ずお車でお越しの場合は、大学構内に駐車してください。
[以上]

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受講申込

申込方法
1.受講申込書をダウンロードし、必要事項を記入してメールまたはFAXにてお申込みください。
2.受講料を振込む(郵便振替)
郵便振替口座番号
00970-4-105994
加入者名
種智院大学同窓会記念事業実行委員会
  1. 領収書は、振替払込の受領証を以て代えさせていただきます。都合上、受講料の振り込みは、郵便振替のみとさせていただきます。手数料は、各自ご負担下さい。
  2. 履歴書は、以前同窓会の伝授を受法されました方は、変更点がなければ、お名前とご住所のみで結構です。
  3. 申込書の、Fax番号、電子メールアドレスは、緊急連絡時に使用することがありますので、お持ちの方はできるだけご記入ください。なお、電子メールアドレスは、パソコンからのメール受信可能なものをお願いします。
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申込・お問い合わせ先

種智院大学同窓会事務局
この度の講座の事務手続きは、NPO法人Samayaプロジェクト21が代行致します。
メール先:info@samaya.jp
電話番号 075(352)0804   FAX 075(352)0900
※お預かりしております個人情報は、法令及び規則に則り、適切に管理してまいります。ただし、本会及び種智院大学より、各種ご案内等の送付に使用する場合があります。

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